ハーネスが嫌いな犬は、飼い主さんがお散歩の前にハーネスを見せただけでも逃げ回ります。
嫌いになったのには何らかの理由があるはずですが、将来のことを考えるとハーネスにも慣れておきたいものです。
最近は犬の寿命も延びてきており、シニア犬になったときの介護についても考えておく必要があります。
そこで今回は、ハーネス嫌いで逃げ回る子の対処法や、歩行や排泄に介助が必要になったときに便利な介護用ハーネスについてご紹介します。
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ハーネスが嫌いで逃げ回る犬にはどう対処する?
ハーネスに対して何の抵抗もない犬もいれば、ハーネスが嫌いで見せるだけで逃げ回ってしまうという犬もいます。
では、逃げ回る子にはどのように対処すれば良いのでしょうか?
ハーネスが嫌いなら首輪をしてお散歩に行けば良いだけという意見もありますが、首輪はどうしても首に負担がかかってしまいます。
特に気管の弱い子やシニア犬であれば、愛犬の体への負担はできるだけ少なくしてあげたいものです。
犬も歳をとれば、体のあちこちにダメージやトラブルが発生しやすくなります。気管が弱くなってきたシニア犬にも、負担の少ないハーネスがおすすめです。
しかし、ハーネスを見ると逃げ回ってしまうような子だと、シニア犬になったときに手こずる可能性があります。
早い段階でハーネスに慣らしておけば、いざというときにスムーズに装着することができるでしょう。
ハーネス嫌いを克服するには、なぜ愛犬がハーネスを嫌がるのか、その理由を考えてみましょう。
お散歩で怖い思いをしたことはありませんでしたか? このような経験が一度でもあると、お散歩を嫌がるようになってしまいます。
もしかしたら、無理やりハーネスを付けたことはありませんでしたか? 押さえつけられたことが怖かったのかもしれません。
または、ハーネスの臭いが嫌いなのかもしれません。汚れたままにしておいたハーネスが臭い、嫌なのかもしれません。
まずは、愛犬がハーネスを嫌がる理由を考え、思い当たることがあれば改善してみましょう。
あとは、とにかく根気よく慣れてもらうしかありません。
最初はハーネスをワンちゃんの近くに置いておくことからはじめ、徐々慣れてもらいます。
決して無理やり付けるようなことはせず、タイミングを見計らってささっと装着するのがおすすめです。
装着に成功しても、愛犬が興奮気味のときにはお散歩はせず、落ち着いているときにだけ外に連れ出すことも大切です。
ハーネスを装着していてもリラックスできるようになるまで、少しずつ慣らしていきましょう。
介護用ハーネスの種類は?
シニア犬になると、今まで普通にできていたことがだんだんできなくなってきます。
そんなときに便利なのが介護用ハーネスです。では、介護用ハーネスにはどのような種類があるのか、みていきましょう。
・小型犬用・中型犬用・大型犬用
犬種によって体の大きさにはかなり差があります。もちろん介護用のハーネスも、体の大きさに合わせたサイズのものが取り揃えられています。
体の小さな小型犬用のもの、中型犬用のもの、体の大きな大型犬用のものなど、サイズを選ぶことができます。
また、特徴的な体型のコーギー用やダックス用などもあるので、愛犬の体型に合ったハーネスを選ぶようにしましょう。
・前足用・後ろ足用・胴体用
前足や肩が弱ってきたときには、前足用のハーネスを使い、後ろ足の筋力が低下するのを防ぎます。
後ろ足や腰が弱ってきたときには、後ろ足用のハーネスで、前足の筋力低下を防ぎましょう。
また、起き上がりを補助したり、歩行を補助するときには、胴体用のハーネスでしっかりとサポートしてあげると良いようです。
歩行補助・排泄介助が必要になったら介護用ハーネスを!
人間も高齢になると足腰が衰えてくるように、犬も高齢になると徐々に足腰が弱くなってきます。
歩くスピードが遅くなったり、歩くとふらつくようになったときは要注意です。
立ち上がるときや立っているときに足が震えるようになるのも、足腰が弱ってきているサインです。
愛犬の足腰が弱ってきているのをそのままにしておくと、筋力が急激に低下して寝たきりになってしまいます。
そうならないためにも、早い段階で歩行補助ができる介護用ハーネスを使い、筋力低下を防ぐことが大切なのです。
また、歩行が難しくなってくると、次は排泄も難しくなります。いつもの排泄場所まで移動することができず、失敗するようなことも増えてくるのです。
お散歩のときにしか排泄しない子の場合、お散歩に行けなくなることで排泄のタイミングを失ってしまい、体調を崩してしまう可能性もあります。
そんなときはぜひ、介護用ハーネスを使ってみましょう。歩行の介助をしてあげれば、お散歩に行くことも可能です。
いつものように排泄できないことは、ワンちゃんにとってかなりのストレスです。できるだけ今までのペースを崩さずに生活させてあげたいものです。
ハーネスをつけたまま排泄できるようなタイプのものもあるので、愛犬の状態に合った介護用ハーネスを選ぶと良いでしょう。
人間も犬も、歳をとれば足腰が衰えてくることは避けられません。愛犬の足腰が弱ってきたなと感じたら、早めに対処し、筋力低下のスピードを遅くすることが大切です。
そのために便利なのが、歩行や排泄の介助ができる介護用ハーネスです。元気なときにハーネス嫌いで逃げ回っていたワンちゃんも、いずれ介護用ハーネスを必要とする時期がきます。
高齢になったときにスムーズにハーネスが装着できるよう、早めにハーネスに慣れてもらうようにしましょう。
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