引っ越しや模様替えでカーテンを新調すると、気分が一新して気持ちがいいもの。でもその一方で、使わなくなったカーテンをそのまま捨ててしまうのは偲びない、気に入っていたものだからなんとかリメイクできないかな?と感じる人も少なくないと思います。
そこで今回は、カーテン生地を再利用して暮らしに活かすアイデアについて紹介します。
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●リメイクの前にまずお手入れを
まずはカーテンをきれいに洗濯しましょう。きれいに見えてもカーテンはホコリや花粉などで結構汚れているものです。中には洗えないものもあるので要チェック。生地の表示ラベルを確認して失敗しないように取り扱います。洗い終えたカーテンは、そのまま吊るして乾かします。ある程度のシワはカーテンの重みで取れますが、しっかり脱水するとそれだけシワになりやすくなるので、できるだけ時間を短くするのもポイントです。
また、長期間使用したカーテン生地は、カビなどが生えていて再利用に適さないこともあります。気持ちよく使っていけるよう、はじめに状態をしっかり確認することも大切ですね。
カーテン生地を無駄なく使いたいときは、縫い目を解くとよりたくさんの生地が使えます。ただし、カーテンの上部や裾部分は、汚れで生地が傷んでいることも。その場合は潔く切り落としたほうがいいかもしれませんね。
生地の余分な部分を切ったり、縫い目をほどいたりするときは、作業を終えてから洗濯をすると繊維クズなどが落とせるので一石二鳥です。
●手間いらず、そのままでも使えるマルチカバーとして
カーテン生地の面積の広さを活かし、マルチカバーとして利用してみてはいかがでしょうか? 大きすぎる場合は好きなサイズにカットして、切れ端を三つ折りにして平縫いするだけでOK。切りっぱなしの感じが好みだからと、あえて生地の端を処理せずに利用している人も多いようです。
マルチカバーはベッドカバーやテーブルクロスとして利用したり、棚や荷物の目隠しに使ったり、アウトドアでは敷物やひざ掛け代わりにと、あらゆる場面で活躍してくれます。
リネンやコットンなど柔らかく触り心地のよいカーテン生地は、直接肌に触れるソファーカバーなどに利用してもいいですね。わざわざソファーのサイズに合わせなくても、無造作にかけておくだけで空間の雰囲気が変わるので、手間をかけずに再利用できる嬉しいアイデアのひとつです。
●お出かけが楽しくなるオリジナルバッグを作ってみよう
カーテン生地の素材感を活かしてバッグや巾着を作ってみるのもおすすめです。裁縫は詳しくないという人も、シンプルデザインの型紙を利用すれば、意外と簡単にできてしまうもの。丈夫でしっかりした生地ならトートバッグ、柔らかい生地なら巾着やエコバッグなどがいいですね。柔らかい生地で小さな袋をつくるのであれば、ミシンがなくても手縫いでOK。色や柄、触り心地や光沢感など、生地の特徴を活かしたオンリーワンのお気に入りバッグを作ってみてはいかがでしょう。お出かけの楽しみがひとつ増えるかもしれませんよ。
●ずっとそばに置いておける!インテリアのアクセントに活かす
コースターや花瓶敷などの小物、クッションカバーなどは、簡単にできてインテリアのアクセントにもなります。クッションカバーはファスナーをつけるのが面倒! と思うかもしれませんが、袋状にすればファスナーは不要。風呂敷のように包んで安全ピンで止める方法もあります。
さらに簡単なのは、カーテン生地のプリント部分などを切り取って飾るだけ!写真のようにフォトフレームに入れたり、押し花の敷布として額に入れて壁掛けにしたり、針も糸も使わずにできるので、不器用でリメイクに自信がない、という人にもピッタリです。
●ちょっとした工夫でリメイクカーテンはいかが?
カーテンを変えたいときは、新調する以外にも自分でリメイクする方法があります。今まで使っていたカーテンが、少しの工夫で全く新しいカーテンに生まれ変わることも。
たとえば、カーテンの裏に違う色柄のカーテンを縫い合わせると、カーテンをまとめたときに裏面がアクセントになって、新鮮な印象になります。 パッチワークのようにカーテンの一部を違う生地にしてみるものいいですね。
また、オリジナリティを出したいときには、レースやボタン、リボンを縫いつけたり、スタンプを押して生地に模様をつけたりすると、ハンドメイド感満載のカーテンに仕上がりに。新しいものに変えるだけでなく、これまでとは違う雰囲気のカーテンをリメイクしてみてはいかがでしょうか?
使わなくなったカーテンも、アイデア一つで表情が変わり、お部屋の素敵なインテリアになります。カーテン生地は色や柄、素材の種類も豊富なので、いろんなものに再利用が可能。ぜひ、暮らしの中に取り入れてみてくださいね。