生花とプリザーブドフラワーは、さまざまなシーンでギフトとして選ばれ人気があります。
でも、いざとなるとどちらをプレゼントすればよいのかわからないという人も案外多いのではないでしょうか。
せっかくギフトを贈るのであれば、やはり相手に本当に喜んでもらえるものを選びたいものですよね。
今回は生花とプリザーブドフラワーの選び方について、それぞれのメリット・デメリットとともにシーン別にご紹介します。
Contents
生花とプリザーブドフラワー、どんなメリット・デメリットがある?
◇生花
【メリット】
1.存在感のある美しさ
生花が持つ一番のメリットは、みずみずしくやわらかな質感や自然な色合い、香りなど花本来の美しさを楽しめることです。
生花の華やかさと美しさには圧倒的な存在感があり、ウェディングブーケに生花を選ぶ花嫁さんが多いのもうなずけます。
花束の大小にかかわらず、たとえ1輪だけでも特別感を演出することができるのは生花ならではの魅力といえるでしょう。
2.季節感を演出できる
生花にはその花ごとに旬の時期があります。
春はチューリップ、夏はひまわり、秋はコスモス、冬はシクラメンなど、花によって季節を感じることができるのも生花の魅力の1つです。
花束やフラワーアレンジメントにその季節にしか使えないお花を入れることで、季節感が伝わる素敵なギフトになります。
3.種類が豊富
生花は種類が多くその中から選べるため、多種多様なアレンジが可能です。
同じカラーの花を集めて花束にしたり、花言葉で花を選んだり、個性的な花を組み合わせたりと楽しむことができます。
【デメリット】
1.日持ちしない
生花の中でも切り花は長くても1〜2週間ほどでしおれたり枯れたりしてしまいます。
せっかくのギフトも日持ちしないので、楽しめる期間が短いことがデメリットです。
2.お手入れが必要
切り花は花瓶に活けた後、毎日水を替えたり切り戻しをしたりといった手間がかかります。
鉢植えも水をやったりや肥料をあげたりと、お手入れが必要となります。
人によっては、このようなお手入れや世話を負担に感じてしまうことがあります。
◇プリザーブドフラワー
【メリット】
1.長く保存がきく
プリザーブドフラワーは上手に管理すれば2〜3年は保存しておくことができます。
1〜2週間ほどしかもたない生花にくらべて、長い期間その美しさを楽しむことができることがメリットの1つです。
2.お手入れがいらない
水替えや水やりなどのお手入れが必要がないため、受け取った側に負担をかけません。
たいていはボックスやかご、花器にアレンジされているので、そのまま飾れるのも便利ですよね。
3.カラーが豊富
プリザーブドフラワーは生花を一度脱色してから着色しているため、さまざまなカラーが揃っています。
生花では珍しい青いバラやレインボーカラーの花なども作ることができます。
【デメリット】
1.種類が少ない
プリザーブドフラワーは生花とくらべると花材の種類が少なく、アレンジに加えて欲しいと思ってもない花もあります。
その分、アレンジがマンネリ化してしまうことも...。
2.価格が高い
プリザーブドフラワーは生花を加工して作っているため、どうしても価格が割高です。
生花の3倍くらいの価格になります。
相手によって生花とプリザーブドフラワーのギフトを使い分けよう
ギフトに生花とプリザーブドフラワーのどちらを選べばよいのか、判断するためのポイントは2つあります。
1つ目は、贈る相手に合わせて選ぶこと。
・ライフスタイル
仕事で家を留守にすることが多い人に、生花や鉢植えを贈っても水替えや水やりができずに枯れさせてしまうかもしれません。
せっかくのギフトもほとんど楽しむ時間のないままに、枯れてしまったら悲しいですよね。
そういう方には、お手入れの必要がないプリザーブドフラワーの方がよいでしょう。
・お花の扱いに慣れているかどうか
ガーデニングが趣味の人や、お花が大好きで扱い方も心得ている人へのギフトにはやはり生花が喜ばれます。
そういう方ならお手入れでお花を長持ちさせることもできるでしょうし、あとでドライフラワーなどに加工して楽しんでもらうこともできますよね。
でもお花の扱いに不慣れな人や体の不自由な人には、お手入れなしでそのまま飾って楽しめるプリザーブドフラワーが向いています。
・インテリア
インテリアにこだわりがある人の場合は、「部屋の中になるべく物を置きたくない」「趣味の合わないものは飾りたくない」ということもあり得ます。
切り花は短期間だけのものなのでよいとしても、プリザーブドフラワーは長持ちする分、よほどインテリアに合うものでないと置き場所に困ってしまうことにもなりかねません。
そういう方へのギフトには、相手の趣味に合うものを選ぶのはもちろんですが、負担にならないよう生花の方がよいかと思います。
・アレルギー
生花は花粉が飛んだり、こぼれたりすることがあるので、アレルギーのある人に贈るときは気をつける必要があります。
心配なときは事前に確認しておくと安心です。
生花?プリザーブドフラワー?【シーン別】ギフトはこう選ぶ!
生花とプリザーブドフラワーのどちらがよいかを判断する2つ目のポイントは、シーンに合わせて選ぶことです。
【お誕生日】
お誕生日は特別感を演出できる生花がおススメ!
毎年、歳の数と同じだけバラの花を贈るというのも素敵ですよね。
直接逢って渡せない場合も、当日にフラワーギフトが届くように手配しておくと、喜んでもらえるに違いありません。
【結婚記念日】
結婚記念日の年数に合わせて生花を贈るのも洒落ています。
当日、食事に行くレストランや旅行の宿泊先にギフトを届けてもらうサプライズな演出もおススメ!
ただし旅先に贈る場合は日持ちするように、プリザーブドフラワーの方が適しています。
【開店祝い】
開店祝いは店頭に置ける華やかな生花のスタンド花が最適です。
店頭に置けないときは、室内に飾れるフラワーアレンジメントがよいでしょう。
ただし、飲食店やブティックなどでは花粉や花びらが落ちたり、香りが強すぎるのはNGなので、プリザーブドフラワーの方がよいかもしれませんね。
【出産祝い】
病院に贈る場合は生花の持ち込みが禁止されているところもあるので、事前に確認しましょう。
いずれにせよ、花瓶がなくてもそのまま飾れるフラワーアレンジメントがおススメ!
自宅に贈るときは、お母さんは赤ちゃんのお世話で忙しいでしょうから、手を煩わせないためにもプリザーブドフラワーがよいでしょう。
【退職祝い】
退職祝いには華やかで見栄えのする花束が喜ばれます。
あとで持ち帰りやすいように、紙袋などを用意して一緒に渡してあげましょう。
生花やプリザーブドフラワーのギフトを贈るときは、贈る相手やシーンに合わせて選ぶことが大切です。
受け取った方が喜んでくれる姿を思い浮かべながら、素敵なギフトを選んでくださいね。