誕生日や結婚祝いなどでせっかくいただいた花のアレンジメント、お家でどんなふうにケアしていますか?
お花は、贈っていただいた方の気持ちそのもの。
だからこそ、お家でも長くキレイなままで飾っておきたいですよね。
今回は、花のアレンジメントをお家で長く楽しむにコツをご紹介いたします。
Contents
●花のアレンジメントのセロハンははがしていいの?
いただいた花のアレンジメントには、セロハンがかかっています。
リボンなどでキレイにラッピングしてあると、「外すのもったいない」と感じますが、あくまでも輸送途中に保護するためのなので外しましょう。
つけたままでは通気が悪くなり、置く場所によっては中の温度が高くなり、花が傷みやすくなります。
器の中からはみ出しているセロハンは、中の水がこぼれないように敷いているものなので、そのままにしておきます。
風が当たるところ、開店祝や展覧会のお祝いなどで戸外にアレンジメントを置く場合は、逆に、セロハンを外して置いておくと風や車の排気ガスなどで傷むのが早くなります。
このような場合は、「風よけ」としてセロハンを付けておいた方が持つ、ということもあります。
お花のためには、外したほうが蒸れなくて良いけれど、状況を見て外したほうがいいか、つけたままでいいか、飾る場所によって判断しましょう。
●花のアレンジメントの水やりは?
輸送のため水は少なめにされていることが多いので、いただいてからすぐに多めに水をあげましょう。
花のアレンジメントを長持ちさせるためには、吸い上げているオアシス(緑色のスポンジ)の水を切らさないことです。
お花の上からも霧吹きなどで水を吹きかけてあげるといいですすね。
お花は花や葉の表面からも水分が蒸発してしまいますので、乾燥したお部屋やエアコンの効いたお部屋などに置く場合は、こまめに水を吹きかけてあげましょう。
アレンジメントの水の量は、花瓶に比べると圧倒的に少ないです。
そして、オアシスからも水は蒸発していきます。
水やりのタイミングは、水位を見て、必要だと思ったら足しましょう。
見ただけでは分からない場合は、花器とスポンジ間に指を入れて、中の水位を確認しながらお水を足します。
水やりの方法は、花の上からジャバジャバかけずに、器の縁あたりから入れます。口の小さい水差しがあると、水が入れやすく、こぼれる手前くらいまで水をあげます。蛇口から直接水を入れるときは、細い水流でそっと入れましょう。
水が今どれくらい残っているのか、こまめに確認することが大切です。
●花のアレンジメントを置いてはいけない場所は?
花のアレジメントは、温度が低いところの方が持ちが良いですから、温かいリビングよりも、玄関など寒い部屋に置いたほうが花が長く楽しめます。
花が傷む場所は、
・エアコンなど風が当たる場所
・直射日光があたる場所
・人が通ると、花に触る場所
などです。
その他、電化製品など、万が一水がこぼれると、それが原因で壊れてしまうかもしれないものの近くや容器の安定性が悪い場所は避けましょう。
●切花の延命剤は使った方がいい?
いただいた花のアレジメントに、生花を長持ちさせるための延命剤がついていることがありますね。
アレンジメントに水を足すときに、ぜひ活用しましょう。花が長持ちします。
延命剤を購入したい場合は、インターネットで検索するといいでしょう。
延命剤でなくても、ご家庭の生活用品でお花をきれいに長く楽しむコツもあります。
砂糖は栄養源となるため、お花が元気に咲く手助けとなります。ほかにも、漂白剤や洗剤、夏には氷を花器に入れることで、滅菌作用が高くなり雑菌が増えるのを防ぐため、お花が長持ちします。
●アレンジメントの花が傷んできたら?
傷んだ花が一輪でもあると、フラワーアレンジメント全体が枯れているように見えますね。
先にしおれたり枯れたりした花があれば、雑菌などの繁殖を防ぐため、すぐにつみ取っておきましょう。
アルストロメリアなど、1本の植物に多数の花が付いているものは、傷んだ花だけをつまみとるだけで大丈夫。
残った元気な花は、自分のセンスで再度アレンジしたりしましょう。
また、ちょっと元気がなくなってきたなと思う花があったら、早めに茎をカットして再度挿してあげる事を繰り返せば、かなり長い間、花を楽しめる事ができますよ。
●フラワーアレンジメントの捨て時は?
せっかくいただいた花のアレンジメントなので、なかなか捨てられないかもしれませんが、「あまりキレイじゃない」「なんとなく、かわいそうな感じになってきた」と感じるようになったら捨て時です。
何本かまだキレイな花が残っている時は、花瓶などに移し替えたりしながら引き続き楽しみましょう。
その際のコツは、差し替えるときに茎の下側を触ってみて、ぬめっていたら、指の腹でこすりながら流水で洗い流すことです。そして、水を張ったバケツなどを用意して、水中で茎を斜めに、切れ味のよいハサミで切りましょう。
花瓶の水を交換するたびに、茎のぬめりを洗い流す、水中で茎を斜めにハサミで切るを繰り返すと花が長持ちします。
花のアレンジを長く楽しむコツについて参考になりましたでしょうか?
せっかくいただいた素敵な花のアレンジメントを長持ちさせて、花のある暮らしを楽しめますように!