ライフスタイル

就活で名刺は作るべき?メリット・デメリットを解説

投稿日:2018.4.23 更新日:




近頃では名刺を作って企業の採用担当者と名刺交換をするという就活生も増えてきているようです。「就活するなら名刺を作るべきだよ!」という人もいます。果たして就活のときに名刺は必要なのでしょうか?

今回は就活生が名刺を作るメリット・デメリットを挙げて、必要性を考えてみます。

就活生が名刺を作るメリット

まずは就活生が名刺を作るメリットを挙げてみます。

・採用担当者と名刺交換ができる
説明会や面接で、名刺をくれる担当者の方がいます。そういった担当者の方に名刺交換という形で名刺を渡せば、スマートな印象を与えられるかと思います。

・名刺交換のマナーや考え方が身につく
名刺はビジネスの場では特別な存在で、相手の分身として丁重に扱います。しかし、会社に入ってからある程度期間が経っていても名刺交換がぎこちなかったり、扱い方を心得ていない人もいるものです。
早いうちから名刺交換のマナーや名刺の扱い方、考え方を学んでおくのも良いでしょう。

・自己アピールの材料になる
たとえばホームページを作っていたり、SNSで情報を発信していたりする場合は、名刺にURLを載せておくことで採用担当者が見てくれる可能性があります。
「趣味でホームページを作りました。こちらにURLを記載しています」と言って名刺を渡すと興味を持ってくれるかもしれません。

・何かあったときに便利
説明会や面接で「連絡先を教えてください」と言われる可能性があります。そういったときに、電話番号やメールアドレスを手書きで書いていると時間がかかりますし、間違った情報を書いてしまう危険性もあります。
名刺をもっていれば、連絡先を聞かれた際にもスムーズに対応できます。

就活生が名刺を作るデメリット

続いて、就活生が名刺を作るデメリットを見てみましょう。

・お金と手間がかかる
名刺を作るにはまずデザインをしなければいけません。得意な人はすぐにできるかと思いますが、はじめて名刺を作る際は思った以上に手間がかかります。
また、印刷する際には名刺用の紙を買わなければいけません。普通のコピー用紙よりも割高です。きれいに作ろうと思って印刷業者に依頼すれば数千円かかります。

・「意識高い系」に見られる
「学生は名刺をもっていない」というのが一般的な認識です。もちろん、名刺を持っていることで「しっかりしているな」「丁寧だな」と評価してくれる人もいるのですが、逆に「背伸びしている」「意識高い系」という印象を抱いて引いてしまう人も少なくありません。
学生が名刺を持つことに対して評価が分かれるということも念頭に置いておきましょう。

・採用担当者にメリットが少ない
名刺に書かれている、氏名や住所、連絡先といった情報は履歴書でも知ることができるので、採用担当者にとっては名刺を受け取るメリットがあまりありません。

仮に名刺を渡した場合、採用担当者も名刺を出さなければいけないため、名刺を消費することになってしまいます。
また、最近個人情報の扱いが厳しくなり、名刺の扱い方1つでも気を遣うものです。「名刺をもらっても困る」と考える採用担当者もいるようです。

・マイナス評価になることも
名刺がプラスではなくマイナス評価につながる可能性もあります。あまり名刺のデザインに自信がないのでしたら渡さない方が懸命でしょう。

ホームページやSNSのURLを載せている場合も要注意。担当者がホームページやSNSを見て問題行動を発見し、内定が取り消されるケースもあります。問題行動がなくても、SNSを見れば性格や趣味、考え方や思想までわかってしまいますので、それが選考に影響を及ぼす可能性もあります。

就活生にとって名刺は必須ではない

以上、就活生が名刺を作るメリットとデメリットを挙げました。結論としては、就活生は無理に名刺を作る必要はありません。そもそも、就活の場では履歴書が名刺の代わりを果たします。
名刺に載せるような情報はほとんど履歴書に載っているので、敢えて名刺を作って渡す必要もないのです。

私も新卒のときに就活をして、転職も1回していますが、いずれも名刺を出したことはありませんし、求められたこともありません。
まして、「名刺がないから不合格」ということもありませんでした。

まず普通に就活する分には名刺を作る必要性はありません。ホームページやSNSなどピーアールしたいことがある場合や、連絡先を聞かれたときなどに渡せるようにしておきたいというような、必要性を感じる場合のみ作れば十分でしょう。

名刺入れは用意しておくと便利

名刺を作る必要はありませんが、名刺入れを持っておくと便利です。名刺はそのままポケットやバッグに入れるのはNG。名刺入れにしまうのが正しいマナーです。
仮に担当者から名刺をもらったら、名刺入れにしまうことで、「ビジネスマナーを知っているな」という印象を与えられます。

どっちみち名刺入れは入社した後に必要になりますので、就活のうちから用意しておき、名刺の扱い方を知っておくのも良いですね。

名刺を作って「ドヤ!」とガツガツPRするよりは、正しいマナーを身に着けておいたほうが相手の印象は良くなるのではないでしょうか?

他の記事もチェック!

この記事が気に入ったら
「ViewCafe」にいいね !しよう




-ライフスタイル
-名刺, 就活

Copyright© 消費者の視点 | Consumer's View , 2024 All Rights Reserved.