人間、歳をとると足腰が弱くなって歩くのが辛くなったり、自由に歩きにくくなったりしますが、それは犬でも同じ。
犬の場合はだいたい生後9〜12年で老化現象がはじまりますので、それくらいの年代になってくると老犬としてのケアが必要になってきます。
特に大変なのは散歩。足腰が弱った老犬にとっては散歩も一苦労で、ケガをする危険性もあるので、飼い主が注意してあげなければいけません。
そこで、今回は老犬を散歩させる際のケアのポイントをご紹介します。
Contents
年老いた犬の身には何が起こるのか?
まずは老犬となった犬は、若い犬と比べてどのような体の変化が現れるのかを見ていきましょう。以下のような症状が見られた場合は注意してくださいね。
・足腰が弱くなる
人間と同様、犬も歳をとるごとに筋肉が衰えていき、足腰が弱くなってしまいます。例えば犬の歩くスピードが遅くなったり、階段の昇り降りがしづらくなったり、元気がなさそうにトボトボ歩いているという姿を頻繁に見かけるようになったら要注意。
老化が進んでいて歩くのが辛くなっていることも考えられます。
・転びやすくなった・よくつまずく
こちらも人間と同様、歳をとると上手く歩けないために転んだりつまずいたりするようになります。若いときにはどんなところも駆け回っていた犬が、小さな段差や小石などでつまずくようになったらケガをする恐れもあります。
・食欲が無くなった
以前はもりもり食べていた犬の食欲が落ちるのも老化現象と言えます。餌をあげても興味を示さないようになってきます。仮に餌を食べようとしても噛む力が弱くなったり、葉が悪くなっていたりして上手く食べられないというケースも多いです。
・白髪やシワが多くなった
これも人間と同様の特徴で、犬も歳を取ると肌のハリが失われてシワができたり、被毛の色素がなくなってきて白髪が増えたりします。なんとなく見た目の印象も「老けたな」と感じた場合は、老犬となった証拠です。
足腰が弱ったからと言って散歩をさせないわけにはいかない
以上、老犬になったときに体に現れる変化をご紹介しました。ほとんど人間と同じような老化現象が犬にも見られることがおわかりいただけたかと思います。若い頃のように体の自由が利きにくくなっているので、老犬には老犬に合ったケアをしてあげましょう。
とはいえ、「歩くのが大変だから散歩に連れて行くのは止めよう」というのは良くありません。人間の高齢者でも、歩けるにも関わらず車椅子で介護したり、寝たきりにさせてしまったりすると足の筋肉が退化して歩けなくなってしまうのと同様、犬も歩かないとそのうち歩けなくなってしまいますので、自力で歩けるうちは散歩に連れて行ってあげる必要があります。
特に犬にとって散歩は気分転換やストレス発散できる貴重な時間。散歩に連れて行かないとストレスが溜まり、余計に元気が無くなってしまいます。逆に歩ける範囲だけでも散歩をすると気分転換にもなり、老化を防ぐことができますので、散歩に連れて行ってあげることが大切です。
しかし、上記でもご説明したように若い時と比較して上手く歩けないため転んだりつまずいたりしやすくなりますので、ゲガの危険性も高まります。ケガをしてしまえばそれこそ寝たきりになってしまうので、老犬を散歩させるためには、ケガをしないように気をつけてあげることが重要です。
ハーネスを使って老犬を労ろう
老犬を散歩させるときには、歩行をサポートしてくれるハーネスがおすすめ。そこで、おすすめのハーネスをご紹介します。
・歩行補助ハーネス LaLaWalk
筋力が衰えた犬の起き上がりや歩行をサポートしてくれるウェアハーネスです。「いつまでも、一緒に歩ける喜び」がキャッチフレーズ。ただ老いるのを手をこまねいて見ているのではなく、適度に散歩をして筋力を維持したり、気力をもたせたりすることで老化を遅らせることを目的に開発されました。
犬が後ろ足を引きずり出したら、起き上がりや歩行が辛くなっている証拠なので、こちらのハーネスを装着させましょう。
胴体を広くカバーするハーネスは胴体を持ち上げるような上方向の力が働くので、姿勢を正しくして起き上がりや歩行をしっかりとサポートして、転倒やつまずきを防ぎます。実用新案申請中の「ラダーフレーム」が入っているので、犬の体重を分散させて体の食い込みを防ぐので、痛みや苦しみは感じません。
デザインもおしゃれで、使っていても違和感なし。サイズも豊富なので、チワワやポメラニアンと言った小型犬から、ゴールデンレトリバーのような大型犬まで対応可能です。
http://www.houndcom.com/shopdetail/000000004063
家族の一員である大切な犬。
いつまでも元気にいてもらうためには、ケアをしながらも極力今までと同じ生活をさせてあげることです。
特に毎日の散歩は犬にとっては一番楽しいひとときなので、安全性をしっかりと守ったうえで一緒に散歩してあげて、いつまでも元気なままでいてもらいましょう。