大型連休の旅行を前に、スーツケースを新調する方もいらっしゃるかと思います。でも、スーツケースを適当に選んでしまうと、「荷物が入らない」「大きすぎて邪魔くさい」という問題が起きたり、盗難や中身の故障といった害が起きる場合もあります。
そこで、今回はスーツケースの選び方を5つのポイントに分けて解説します。
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スーツケースの選び方5つのポイント
それではさっそくスーツケースを選ぶ際のポイントを5つご紹介します。
1.容量
「どれだけ入るか」というのは一番大事な要素と言えます。必要な容量は泊数と季節、目的で変わってきます。
1泊〜2泊程度の短期間の旅行でしたら容量が35L程度の小型のものでも十分です。3〜5泊くらいの通常の旅行でしたら50Lくらい、1週間以上の長期であれば90Lくらいが目安です。
現地が夏場であれば薄着なので比較的小さいスーツケースでも対応可能ですが、現地が冬であれば服も分厚くてかさばりますし、インナーや上着なども必要なので、一回り大きいスーツケースを用意しましょう。
また、買い付けやショッピング目的の旅行や、「お土産をいっぱい買いたい!」という方も大きめのスーツケースを用意したほうが安心です。
2.車輪の数
車輪の数も重要です。思いスーツケースを支えて、常に地面と接しているため、スーツケースの中でも壊れやすい部品と言えます。
2輪のものは本体に車輪が埋め込まれる形で固定されているので、耐久性が高いです。一方4輪のものは本体から突き出した形で取り付けられていて、キャスター自体が360度動くので転がすときに楽ですが、2輪のものと比較すると壊れやすい傾向があります。
2輪は歩いて移動することが多い旅行に、4輪は混雑している空港や駅などでの移動が多い旅行に向いています。
3.ハードケースとソフトケース
プラスチックなどの素材でできたハードケースと、ナイロン素材などで作られているソフトケースの2つのタイプがあります。
ハードケースは強度が強くて盗難にも遭いにくいですが、荷物を詰め込みすぎると破損する可能性があります。
ソフトケースは柔軟性が高いので、少々荷物を詰め込んでも入ってしまいます。また、外側にポケットが付いているものが多いので、チケットやガイドブックなどの小物を分けて入れることが可能です。一方で、刃物などで切れるため盗難に遭いやすいというデメリットがあります。
国内でしたらソフトケース、空港に預ける機会があり、治安も日本と比べると良くない海外に行く場合はハードケースがおすすめです。
4.ロック機能
スーツケースにロック機能があるかどうかも確認しておきましょう。特に盗難のリスクが高い海外旅行では必須です。
近年では「TSAロック」が主流となっています。アメリカ国土安全保障省の運輸保安庁(TSA)が認定しているロックシステムで、赤いひし形のマークが付いています。
このTSAロックは鍵をもっている本人はもちろん、アメリカの保安検査を担当するTSA職員であれば解錠することができます。仮にTSA以外の鍵を使っていて、TSA職員が中身を検査しようとすれば、鍵を破壊するしか方法がありません。
アメリカは同時多発テロ以降、保安検査を強化していて、不審と思われるスーツケースがある場合には躊躇なく鍵を壊して検査をします。しかも、TSA職員は鍵を壊したことに対して一切責任を負わなくても良いよう法律で決められています。
特にアメリカに旅行に行く場合にはTSAロック付きのスーツケースを選びましょう。
5.拡張性
スーツケースの中にはマチが付けられていて容量を拡張できるという機能を備えたものもあります。
出発時はマチを閉じてコンパクトに、帰りはお土産を収納するためにマチを広げて容量を大きくするという使い方も可能です。
旅行は1回だけじゃない!旅行のパターンを考えてスーツケースを選ぼう
旅行は一度きりではありません。これから旅行に行くことも考えてスーツケースを選ぶのが大切です。たとえば国内旅行が多くて、1泊や2泊の旅行がほとんどの場合は小さめのスーツケースでソフトタイプのもので十分でしょう。
3〜5泊の中期旅行や海外旅行が多いのであれば、スーツケースも中型のものでハードケースがおすすめ。TSAロックも付いていると安心です。
普段は短期で何年か1回海外旅行に行く場合は、小型のものと大型のものの2つを用意しておくと良いかもしれませんね。日数によって柔軟に対応できます。
スーツケースの選び方で旅のクオリティーが決まる!
スーツケース選びが旅を左右するといっても過言ではありません。
使いづらいスーツケースを使えば持ち運びだけで疲れてしまって旅行が楽しくなくなってしまいます。小さすぎるスーツケースだとスーツケースの容量ばかり気にしなければならず、思いっきりショッピングを楽しめません。
旅行を満喫したいのなら、まずはスーツケースをしっかりと選びましょう。