おめでたいときにお花を送ると喜ばれること間違いなし。ただ、そのままお花だけを送るのはちょっと寂しいもの。特に花の配達サービスなどを利用するときには、メッセージカードを添えることで、相手をより喜ばせることができます。
今回はお花と一緒にメッセージカードを送る方法と、マナーや注意点について解説します。
●メッセージはどうやって送れば良いの?
お花を送るときにメッセージカードを添えるのは難しいことではありません。多くのお花屋さんやお花の配達サービスでは、お祝い事に送ることを前提としているので、メッセージカードや立て札もオプションとして添えられるようになっています。
例えば大手のお花宅配サービス会社「花キューピット」では、商品を選択する際に無料のメッセージカードが添付可能です。名前も含めて30文字まで対応してくれます。
もちろん、立て札や名札も付けることができ、一般的なマナーはもちろん、その地域の風習に沿ってアレンジしてくれます。
https://www.i879.com/biz/faq/index/faqTypeId/13
ビジネスシーンに特化したお花の配達サービス、「ビジネスフラワー」では、結婚祝いや開店祝いに祝電を添えることができる「電報付き商品」をラインナップ。他にも花びらにロゴマークやメッセージを入れられる「メッセージフラワー」というユニークな商品も扱っています。
https://www.biz-hana.com/shop/denpo/
このように、オプションでメッセージカードや立て札を添える、メッセージカードや電報、立て札がセットになった商品を選ぶことで、かんたんにお花と一緒にメッセージを送ることができます。ぜひ、使ってみましょう。
●シーン別メッセージカードの例文・マナー
お花を送るときには花言葉や忌数などマナーがありますが、メッセージにもマナーがあります。それぞれシーン別にマナーや例文、注意点を見てみましょう。
・お誕生日
お誕生日のメッセージカードは表書きに「御祝」や「お誕生日祝い」と記します。ただし、「お誕生日おめでとう」だけでは寂しいので、「お誕生日おめでとうございます。この一年も●●さんにとって良い年になることを祈っています」「お誕生日おめでとう。今年も健康で、家族仲良くお過ごしください」というように、お祝いの言葉とメッセージを添えると素敵です。
・結婚祝い
結婚祝いもお花を送ることが多いシーンです。表書きには「寿」「ご結婚御祝い」「ご結婚おめでとうございます」というように記します。「お二人の門出を心から祝福申し上げます」「末永く、幸せな家庭を築いてください」というメッセージを添えましょう。
注意したいのは忌み言葉です。「別れる」「切れる」「離れる」「冷める」といった、離婚や不和を連想させる言葉、再婚を連想させる「重ねる」「重ね重ね」というような言葉は使ってはいけません。
・出産祝い
出産祝いに送るメッセージは「出産お祝い」「御祝」「御安産御祝」という表書きにします。「健やかなご成長をお祈りします」「無理せずゆっくりと子育てしてくださいね」など、赤ちゃんの成長を願ったり、母親を気遣ったりするメッセージを送ると素敵です。
「落ちる」「流れる」というような流産を連想させる言葉や、「滅びる」「消える」「四」といった死を連想させる言葉が忌み言葉となっているので注意しましょう。
・引越し祝い
引越し祝いにお花を送れば、新居に彩りが添えられます。表書きは「引越祝い」「新居御祝」「御祝」など。「新しいお住いにも、幸せがたくさん訪れますように」というお祝いのメッセージや、「引っ越しお疲れ様でした。これからも温かい家庭を築いてください」というねぎらいの言葉を送りましょう。
火事を連想させる「焼ける」「燃える」といった言葉や、災害を連想させる「流れる」「倒れる」「砕ける」といった言葉が忌み言葉です。また、赤い文字や紙は炎を連想させるので、色にも注意を払いましょう。
・進学・就職祝い
進学や就職など人生の門出にもお花はぴったり。表書きは「就職御祝」「進学御祝」「進学おめでとう」など、シーンによって適切なものを選びます。「今後のご健康とご活躍をお祈りします」という新しい門出を祝うメッセージや、「慣れるまでは大変かもしれませんが、がんばってください」という激励のメッセージがふさわしいです。
不合格や堕落を連想させる「落ちる」「破れる」、退職や退学を連想させる「やめる」「変わる」「中止」という言葉が忌み言葉となっています。
●メッセージカードを使えばより気持ちが伝わる
お花だけでも十分嬉しいものですが、メッセージカードを使えば、相手にお祝いの言葉やねぎらいの言葉をかけることができ、よりいっそうあなたの気持ちが伝わります。
忌み言葉などのタブーもありますが、事前に確認して注意していれば、相手に失礼になることはありません。
ぜひ、きれいなお花と一緒に、言葉もプレゼントして新しい門出を彩りましょう。