リュックサックで時々見かける豚の鼻あるいはコンセントの挿し口みたいに、2つ穴が開いている革製のアレ。ネットでは「正式名称がわからないもの」「用途がわからないもの」としてしばしばネタにされます。
この豚鼻あるいはコンセントみたいなアレの正体は一体何なのでしょうか?今回はリュックに付いているアレについて迫ってみましょう。
Contents
●リュックの豚鼻の正式名称は「ピッケルホルダー」。使いこなすと意外と便利
リュックに付いている豚鼻やコンセントみたいなアレにはちゃんと正式名称がついていて、「ピッケルホルダー」と言います。
もちろん、ただの飾りではなく、ちゃんとした使用用途があってリュックに取り付けられています。(そもそも飾り目的なら豚の鼻やコンセントと言われるようなものを付けるのはあまり考えられませんよね)
リュックサックはもともと登山やアウトドアに使われる鞄。ピッケルホルダーとはその名の通り、ピッケルというつるはしのような道具を持ち運びできるようにリュックサックに備え付けられた機能なのです。
ピッケルは雪山の斜面で足がかりを作る、体を支える、滑落を防ぐ、杖代わり使うというように、さまざまなシーンで使う道具で、使用頻度も高いものです。
長さが30cm〜70cmと比較的大きいため、リュックに収納しづらく、使わないときには邪魔になってしまうため、リュックに留めておくと便利だということでピッケルホルダーが導入されました。
普段、通勤や通学のときにピッケルを使うことはまず無いかと思いますが、実はこのピッケルホルダーを使うことでお出かけも便利に、スタイリッシュになるのです。
ピッケルホルダーはベルトが通せるようになっているため、スナップなどの金具も通すことができます。(豚の鼻にピアスをするようなイメージですね)
そのため、家の鍵や定期入れなど、使う頻度が高くて小さいものを通しておけば、必要になったときにリュックの中から取り出したり、ゴソゴソ探したりすることなく使うことができます。
キーホルダーやアクセサリーなどを通しておけばワンポイントに。リュックサックを個性的でオシャレにアレンジすることが可能です。
キャップなどを通しておけば、持ち歩く手間もなく、リュックもおしゃれになって一石二鳥です。
ピッケルホルダーにスナップ金具を通しておけば、さまざまな小物を留めておくことができるので便利。意外と使いみちはたくさん考えられるのです。
●ピッケルホルダーが付いているリュックサックとおすすめの使い方
いかがでしたか?一見何に使うかわからない“アレ”も、使い方を知ると便利だということがおわかりいただけたのではないでしょうか?
具体的にピッケルホルダーを便利に使えるリュックサックとピッケルホルダーの活用例を見てみましょう。
・カステルバジャック ダース
光沢と鮮やかな色使いが特徴のリュック。カジュアルな雰囲気で通学バッグとしておすすめです。
A4ファイルがすっぽりと入る収容力に、ファスナーポケットとフリーポケット、前面には2つのファスナーポケットと実用性も抜群です。
合皮のファスナー周りやロゴ、ステッチがアクセントとなっていて、そのまま使ってもオシャレなのですが、ピッケルホルダーにキーホルダーやアクセサリーを通せばさらにオシャレに。リュックはブラック、ネイビー、オレンジ、ホワイトの4色のバリエーションがあるので、リュックの色に合わせたコーディネートを楽しむのも良いですね。
http://www.factus-homme.biz/fs/factus/item-61711-ike
・シルバーレイククラブ 9号帆布ネイビー
アウトドアやフィッシングにために開発された本格的なリュック。素材は感情な帆布を使っているので、ハードな使い方でも破れることはありません。
書類やアウトドア用品、釣具などがたっぷり入る容量と、サイドのファスナーからもメインの収容部にアクセスできる利便性が特徴。底面にはウレタンとステッチ掛けで衝撃から荷物を守る工夫もなされています。
今回のテーマとなっているピッケルホルダーは上部の蓋に1箇所、側面に2箇所と、合計3箇所にあります。
蓋の部分のピッケルホルダーには標準でベルトがついているため、先程もご説明したように帽子などを留めておくことができます。
さらに、側面の2つピッケルホルダーに携帯電話やペットボトルなどをぶら下げておくと便利。釣りのときに使う仕掛けやルアーなどの小物をポーチなどに入れて引っ掛けておくのも良いですね。
また、2つのピッケルホルダーにベルトにそれぞれベルトを通せば、釣りに使うロッドや、登山のときに使う杖など長物も持ち歩くことが可能です。
http://www.factus-homme.biz/fs/factus/item-238741-ike
●リュックにピッケルホルダーがあるなら使わないともったいない
意外と用途が広いピッケルホルダー。リュックに付いているなら活用しない手はありません。
ピッケルホルダーを使うことで、外出がより便利になりますし、アクセサリーなどを通しておくと、「そんなアレンジもできるんだ?」と周りから感心されるかもしれません。
リュックの豚鼻やコンセントみたいなアレについて、もう一度見直してみましょう。