ロールスクリーンの毎日のお手入れ、どんな風にしていますか?
スクリーンの汚れをハタキやハンディモップで叩くだけでは、なんだか物足りない気がしませんか?購入して年月が経てば、次第に汚れやシミが気になってくるもの。たまには思い切って洗濯してみたいですよね。
実は、ロールスクリーンも生地がウォッシャブルタイプであれば、本体から生地を外して水洗いすることができます。
今回は、ロールスクリーンの洗濯方法について紹介します。
Contents
ウォッシャブルタイプの特徴
ロールスクリーンには、標準タイプとウォッシャブルタイプ(洗うことができるもの)があります。標準タイプのロールスクリーンの生地はほつれ防止のための樹脂含浸加工を施しています。しかし、その樹脂加工は水に溶けやすい性質であるため、水に濡れるととけてしまい、生地にハリがなくなって、しみになってしまうので、水洗いができません。しかし、ウォッシャブルタイプは、水に浸してもいいような加工がされてあります。
ですから、同じ品番でウォッシャブルとそうでないに分かれている場合は、生地自体は同じもので、違うのは加工の方法になります。
ウォッシャブルタイプは洗濯する度に、抗菌・消臭機能が復活します。それにカビの発生を防ぎます。
また、価格は同じ品番であれば、ウォッシャブルの方が少し高めですが、大きな価格差はありません。
ウォッシャブルタイプかどうか確認しましょう!
まずは、生地の裏地を見てみましょう。端に洗濯ラベルがついています。
そこに、洗濯機マークやウォッシャブルと書いてあれば、洗うことができます。
ロールスクリーンを洗う手順
1.本体取り外す。
ロースクリーンは、ブランケットという金具で取り付けられています。そこで、ロースクリーン本体を、ブランケットから外して下さい。
(ロールスクリーンを取り外し方については、メーカーやタイプによって違ってきます。
取り外し方や取り付け方の詳しい説明は、ロールスクリーンについている取扱説明書に記載してありますので、事前にしっかり確認してから行って下さい。)
2.本体からスクリーンを外す。
ウエイトバーの片方のキャップを外します。
キャップを外した側から生地をスライドさせながら取り外していきます。
巻き取りパイプが露出するまでスクリーンを引き出して下さい。
生地を巻き取りパイプから取り外して下さい。引き出しテープを引張り、ゆっくりスクリーンを取外してください。最後にウエイトバーを抜きます。
3.スクリーンを洗う。
スクリーンを洗濯機に自然な状態で入れます。
(詳しくは、下記●スクリーンの洗い方をご覧ください。)
4.脱水もしくは自然乾燥(干す)。
洗濯が終われば、脱水もしくは自然乾燥をさせます。
5.必要であればアイロンをあてる。
シワが気になるようであれば、アイロンを当ててください。
6.本体にスクリーンをつける。
ローラーパイプとスクリーンをセットし、引き出しテープ位置をステッカーで確認し、所定の位置に合わせます。スクリーンを巻き込んだ状態でスクリーン上部の白い樹脂部分をローラーパイプの溝に差し込みます。そして、ウエイトバーキャップを差し込み、生地を巻取ります。
7.本体を設置する。
ロールスクリーンをブランケットに設置してください。
スクリーンの洗い方
(1)洗い
まずは、シミ、小さな汚れなど生地の一部が汚れた場合についても、部分的にふき取りをせずに丸洗いして下さい。
生地はネットに入れたり、折りたたんだりせずに球状に丸めて洗濯槽に入れ、弱モード(ソフトモードや手造りモード)で洗いましょう。折りたたむと折り癖が残る恐れがあるので、ふんわりさせた形で洗濯槽に入れましょう。洗剤は漂白剤(塩素系)の入っていないものを使用して下さい。また、他のものと一緒に洗濯するのはやめましょう。
(2)脱水
脱水する場合は短時間(2~3分)にして下さい。手で絞る場合は、力を入れずに手で軽く絞って下さい。しすぎるとシワになる恐れがあります。
(3)干し方
シワにならないように、軽く伸ばしながら陰干しして下さい。
(4)アイロン
生地はシワになりにくいものを使用していますが、シワが気になるようであれば、中温であて布をして、均等に上から押しあてるように軽くアイロンをかけて下さい。
アイロンのポイントは、ロールスクリーンの横(幅)方向にすべらさず、アイロンを置くように場所を移動させるときれいに仕上がります。
ロールスクリーンはカーテンと同様、皆さんが想像している以上に汚れています。
ですから、生地を洗濯すれば、汚れが落ちるのはもちろんのこと、見違えるほどロールスクリーンの発色が美しくなり、部屋も明るくなります。取り外しや取り付けは少し面倒かもしれません。しかし、ロールスクリーンの汚れが気になっているようであれば、ぜひ洗ってみてください。部屋が明るくなれば、きっと、気分まで明るくなりますよ。