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青木鞄ってどんな会社?8つのブランドの魅力とは

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鞄にこだわりがある方、鞄を買おうと思って色々探されている方は、「青木鞄」という名前をご存知かもしれません。
日本でも有名な紳士鞄のブランド、青木鞄とはどんな会社なのか、ブランドのラインナップと魅力をまとめました。

●老舗紳士鞄の専門商社

青木鞄とは、紳士鞄の専門卸売商社である株式会社青木が出している紳士鞄のこと。この株式会社青木はなんと創業明治27年。120年以上も続く老舗企業なのですね。明治27年の出来事としては日英通商航海条約の締結や日清戦争の勃発が挙げられ、当時の大日本帝国が国際的に大きな影響力を持ち始める時期でした。

当時、日本橋亀井町(現在の小伝馬町)に飯塚彌太郎氏が皮革製品の卸業を開店し、その後株式会社青木商店となりました。大正12年に関東大震災で店舗が被災し、また1からスタートとなったものの、見事に復興。昭和28年に現在の株式会社青木に変更し、現在まで営業を続けています。

ホームページを見てみると、大正3年に作られた紳士鞄のカタログが掲載されています。カタログとしては日本でも5本の指に入るくらい古いものですが、写真を多く掲載していて、私たちが見てもわかりやすいものとなっています。
「当時はこんな鞄や小物が使われていたんだ」と歴史とロマンを感じさせます。

このように、株式会社青木は歴史的にも非常に興味深い会社なのです。

●8つの個性あるブランドを展開

青木鞄では8つのブランドを展開しています。
それぞれ、特徴や魅力を見ていきましょう。

・ラゲージアオキ1894

青木鞄の最も伝統的で、かつトップランクの鞄のみが名乗れるブランドです。1976年にデビューした「グランドマスター」はツヤのある牛革キップで作られたビジネスバッグ。もともとはスーツケースとして開発されたため、収納もたっぷりです。重厚な輝きは迫力すら感じさせます。

「ジーニアス」は丸みのあるシルエットが特徴。全体的な美しさは然ることながら、職人が手作業で施したステッチや金具の美しさが魅力的です。

・ガザ

都会のビジネスパーソン向けのブランド。使い込むほどに馴染み、味わいが出てくるバッグはビジネスパートナーにぴったりです。

ビジネスからカジュアルまで使える「ディナリービジネス㈼」、牛革をハンドルにまで使った贅沢感とポケットを9つ備えるという実用性を備えた「ローム」、合皮をカーボン調に仕上げたスタイリッシュな「CAZA アタッシュケース」の3つの商品があります。

・ラガード

青木鞄のスタンダードなブランド。ラガード(Lugard)とは、Luggage(鞄)の「LUG」と、〜ard(〜する人)をかけ合わせた造語で、「鞄を持つ人」という意味があります。

まるで本木目のような美しいブラウンのシルエットが美しい「ジースリー」、使えば使うほど味わいが出て来る牛ヌメ革を素材に、カジュアルでも気軽に革の質感を楽しめる「ネヴァダ」など、ビジネスでもオフでも使える5つの商品ラインナップを用意しています。

・コンプレックス ガーデンズ

僧侶とデザイナーを兼務する井浦元章氏がデザインしたブランドです。「複雑性に満ちた世の中」がコンセプト。日本人としての伝統や文化的意識を自分の中にもちつつも、移り変わる世の中の空気感を表現した、バックボーンが特に深い逸品です。

派手さはない控えめなデザインでありながらも、個性を楽しめる「枯淡」、厚みがあるイタリア産バケッタレザーを使い、時とともに変化する風合いを楽しめる「義淵」など、6種類の商品ラインナップ。商品名に日本の伝統や趣が感じられます。

・ラ・ガレリア

年齢や性別に頼らない・囚われない、自分の価値観や個性を大切にするというライフスタイルをコンセプトとして作られたブランドです。

男女問わず使える、上質さの中に遊び心を取り入れた財布「クローチェ」、曲線とあえてムラを出しアンティーク感あふれる仕上がりにした「クルヴァ」など、カジュアルなシーンで個性を演出できる4つのアイテムがあります。

・ラフェール

ビジネスシーンで活躍するシンプルでスタンダードなビジネスバッグのブランド。

耐久性があるナイロンと手触りが良い牛革を使い、上質でありながらもオフィスに溶け込む「オプス」、カーボン調の合皮を使いスタイリッシュな雰囲気を醸し出し、ハンドルには握り心地が良い本革をあしらった「トロワ」の2つの商品がラインナップされています。

・ハナエ・モリ

日本はもちろん、欧米でも著明な女性服飾デザイナー森英恵氏が1951年にデザイン。今もなお色褪せないスタイルが支持されています。

紙のような軽量感と、ダイナミックで且つエレガントなシルエットが特徴の「パピエ」、光沢があるジャガード生地に、光の加減で浮かび上がる「HM」のロゴがユニークで、収容力もバツグンにある「アイ」という2つの商品が用意されています。

・パスファインダー

世界各国の航空会社のパイロットがフライトバッグとして愛用しているビジネスバッグ。世界を駆け巡っても壊れない頑丈さと機能性、先進性を備えています。

●青木鞄ならぴったりのバッグが見つかる

以上、青木鞄の歴史、そしてブランドと魅力をご紹介しました。
使うシーンやこだわりに合わせて選べる8つのブランドと、個性的な商品。青木鞄ならきっとあなたにぴったりのアイテムが見つかるかと思います。
ぜひ、明治時代から続く伝統とこだわりを感じてみてください。

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