最近では、胴輪と呼ばれるハーネスをつけた犬をよく見かけるようになりました。
ハーネスは首への負担が少なく気管支の弱い小型犬に向いているため、使ってみたいと考えている方も少なくないでしょう。
しかしハーネスを使うのは初めてという方にとって、何を基準にしてどのように選べばよいのかは悩みどころですよね。
そこで、小型犬のハーネス選びにおいてもっとも大切なサイズについて、その測り方や押さえておくべきポイントについてご紹介したいと思います。
小型犬のハーネスはサイズ重視で選ぼう!
ハーネスを選ぶときにもっとも重要なポイントは、愛犬にピッタリのサイズを選ぶことです。
ハーネスのサイズは、SSからXL犬の体重と胴回りによって決まります。
犬種によって平均的な体の大きさや体重は決まっていますが、同じ体重であっても胴回りのサイズには個体差があります。
そのため体重だけで選ぶと胴回りが大きすぎたり、逆に小さすぎたりという場合もあるので注意しなければなりません。
体重はあくまでも目安として考え、胴回りのサイズでハーネスを選びましょう。
サイズが小さいと犬にとって窮屈で苦しいだけでなく、足の動きが妨げられたり、ハーネスがこすれて皮膚が傷ついてしまうこともあります。
これでは、せっかくのお散歩が楽しいものではなくなってしまいますよね。
また、大きすぎるとハーネスから抜けてしまうこともあります。
特に足の短いダックスやコーギーは抜けやすいので、体にフィットするハーネスを選ぶ必要があります。
胴回りの測り方とサイズに合ったハーネスの選び方
◇胴回りの測り方
・前足の後ろ側の一番太いところが胴回りです。
・犬を自然に立たせ、胴体が床と平行になった状態で測りましょう。
・前足の付け根の後ろからまっすぐ上の肩を通るように、メジャーをぐるっと1周させて測ります。
・毛の長い犬はそのままでは正確なサイズが測れないので、毛を軽く押さえてメジャーを肌にピッタリ沿わせるようにして測ってください。
※こちらの動画で胴回りの位置や測り方についてわかりやすく説明していますので、参考にしてみてくださいね!
◇サイズに合ったハーネスを選ぶポイント
・ハーネスをつけたときに指が1〜2本入るくらいの余裕が必要です。
胴回りの実寸+1.5〜2cmのサイズを選びましょう。
・体重はSサイズだけど胴回りはMサイズというような場合は、胴回りに合わせてサイズを選んでください。
体重はサイズ選びの参考にする程度で、重要なのは胴回りのサイズです。
・普段から洋服を着て散歩をしている場合は、洋服を着せた状態で測ったサイズも知っておくとよいでしょう。
・ちょうどよいサイズがない場合やサイズが合うか不安という場合は、サイズ調節が可能なハーネスを選ぶことをおススメします。
・犬の成長に応じて適切なサイズも変わるので、ハーネスがきつくなっていないかこまめにチェックしてください。
使用中のハーネスが合わなくなってきたと感じたらサイズを調節したり、サイズを測り直して適したサイズのものと替えましょう。
小型犬にピッタリのハーネスはコレ!
1.『ウェアハーネス』
http://www.houndcom.com/html/page628.html
ハーネスはダックスやコーギーなど足の短い犬種や、リードを強く引っ張ったり後ずさりしたとき、またはお散歩中に驚いてパニックになったような場合にすっぽ抜けてしまうことがあります。
ハーネスが抜けると愛犬にとってはもちろん、飼い主さんにとっても非常に危険です。
その点、ウェアハーネスは洋服のように着るタイプなので体にフィットして脱げにくいという特徴があります。
体に合ったサイズのウェアハーネスを正しく装着することによって、すっぽ抜けの危険性を減らすことができます。
また、上半身をすっぽりと包み込むデザインのため、愛犬の体への負担が少ないのもウェアハーネスのメリットの1つです。
特に気管が細く気管虚脱になりやすい小型犬にとって、首を絞めつけないウェアハーネスはピッタリです。
2.『ワンタッチ8の字ハーネス』
http://www.houndcom.com/shopbrand/236/P/#point
ワンタッチ8の字ハーネスのメリットの1つは、装着が簡単なところ。
片方を首に通したら、もう片方をワンタッチで胴に装着するだけです。
愛犬にとっても飼い主さんにとっても機能的で、毎日のお散歩に負担なくお使いいただけます。
また、サイズ調節が可能なので愛犬の体によりフィットさせることができます。
こまめにハーネスを調整することで脱げにくくなり、愛犬の動きが妨げられることなく快適にお散歩することができるのです。
また洋服の上に装着する場合も、洋服の厚みに合わせてその都度調節することが可能なので大変便利です。