「お祝いには胡蝶蘭」というイメージがあるかと思います。純白の花は人生の門出にはぴったり。でもそもそもなぜお祝いに胡蝶蘭を贈るのでしょうか?また、どのようなときに胡蝶蘭を贈ればよいのでしょうか?
今回はお祝いの定番胡蝶蘭のあれこれをご紹介します。
胡蝶欄ってどんなシーンに向いているの?
まずはお祝いの花としてどのようなシーンに胡蝶蘭が贈られるのかを見てみましょう。これを知っておけばおめでたい知らせを受けたときにスムーズに対応できますよ。
・誕生日
お誕生日には生まれた月あるいは日にちに因んだ誕生花がプレゼントとして贈られますが、胡蝶蘭もお祝いの花なのでおすすめ。特に誕生日パーティーなどに胡蝶蘭をサプライズでプレゼントすると喜ばれるかもしれませんね。
大切な人に、日頃の感謝を込めて少し豪華な贈り物をしてみてはいかがでしょうか?
・栄転・出世祝い
ビジネスマンとしては嬉しい栄転や出世。新しい門出には胡蝶蘭がぴったりです。特に役員など重役に就任したときには身内だけでなく取引先からも大きな胡蝶蘭が届きます。
・開店・開業祝い
真新しい飲食店に胡蝶蘭がずらりと並んでいる風景を見かけたことがあるかもしれません。経営者にとって開店や開業はゴールでもありスタートでもあります。人生の大きな節目をゴージャスな胡蝶蘭が彩ってくれるでしょう。
香りも少なく、花粉もあまり飛ばないので病院や飲食店でも贈ることができます。
・引越し祝い
新築や新天地への引越し祝いにも胡蝶蘭は最適。一般的にビジネスなどで使われる白い大きな胡蝶蘭よりは場所を取らない小さめのミディ胡蝶蘭がおすすめです。
・移転祝い
個人の引っ越しはもちろん会社の事務所が移転したときにも定番。私も勤めていた会社が移転したときには取引先から床に置ききれないほどの白い大輪の胡蝶蘭が届きました。
咲き乱れる胡蝶蘭を見て、「心機一転頑張るぞ」という気持ちになったものです。
・覚えておくと便利
以上のようなシーンで胡蝶蘭を贈ると先方にもたいそう喜ばれるかと思います。頭に入れておけば、おめでたい知らせを受けたらスマートに対応できます。お祝いの気持ちを込めてメッセージを添えるのも良いですね。
ただし、胡蝶蘭を贈るときには4本(死を連想させる)、9本(苦を連想させる)は避けるようにしましょう。また、赤い花や赤いラッピングは「赤字」を連想させるのでこれもNGです。
お祝いするつもりが失礼にならないよう十分注意しましょう。
胡蝶蘭が人気な5つの理由
以上のようなシーンで胡蝶蘭を贈ると喜ばれますが、そもそもなぜお祝いの花として胡蝶蘭が定着したのでしょうか?その理由を見てみましょう。
・花言葉がお祝いにぴったり
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」。特に開業や栄転はこれからの人生を大きく左右する節目なので、期待と同時に不安もあることでしょう。
幸せになるためにこれから頑張らなければいけない…そんなときに胡蝶蘭はとても縁起が良いのです。
・ゴージャスさを演出できる
純白な花が連なる姿はとても上品でゴージャス。その場がパッと明るくなるので、ギフトとしては最適。本数が増えることで更に見た目が華やかになりますし、鉢が増えれば増えるほどその空間自体が優雅に見えます。
贈り物の定番となっているので、他の人が贈ったものと統一するという意味でも良いかもしれませんね。
・場所を選ばない
衛生面が重視される病院や飲食店などでは花粉が飛ぶ花はあまりよろしくありません。香りがきつすぎる花は飲食店には向きません。
先程も説明したように胡蝶蘭であれば花粉があまり飛ばず、香りも弱いのでそんな業種にも贈れる無難な祝い花でもあります。
・長持ちする
通常の花束であれば1週間ほどで枯れてしまいますが、胡蝶蘭であれば1ヶ月から長ければ2ヶ月ほど咲いています。
特に引っ越しや開店・開業直後はお客さまがいらっしゃることも多いかと思いますので、新居やお店、事務所を彩るインテリアにもなるのです。
・手に入りやすい
胡蝶蘭はお祝いの定番でもあるため、季節問わず1年中手に入ります。お花屋さんに手配したらすぐに贈れるのも魅力。
ニーズが高いから安定して供給されて手に入りやすくなり、手っ取り早く贈れるようになったというのも定着した理由なのですね。
人生の節目を彩る胡蝶蘭
人生の節目や新たな門出を祝う胡蝶蘭。こういうおめでたいシーンは思い出に残るもの。私も真新しい事務所と、そこに咲き乱れる純白の胡蝶蘭の風景は未だ鮮明に思い出せます。
ご家族、友人、ビジネスパートナーまで幅広く、お祝いの花として定着していて送り先を選ばないので、きっと喜ばれるはずです。
贈られた側はおめでたい節目や門出のことをいつまでも覚えているものなので、ぜひ大切な一瞬に激励のメッセージとともに大きな胡蝶蘭を添えてあげてくださいね。