贈り物の定番といえばお花。特に最近では生花から水分を抜いて加工したプリザーブドフラワーを贈るのが人気となっていますが、プリザーブドフラワーの魅力はどんなところにあるのでしょうか?生花と比べてどんなメリットがあるのでしょうか。
今回はプリザーブドフラワーを贈るメリットと、贈り方について見ていきましょう。
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●プリザーブドフラワーを贈るメリットとは?
それではまずプリザーブドフラワーを贈るメリットや魅力についてご紹介します。
・長持ちする
プリザーブドフラワーの最も大きな魅力として、生花と比較して長持ちすることが挙げられます。
生花は通常1〜2週間ほど、お祝いの定番である胡蝶蘭の鉢植えも長持ちするとはいえ、1〜2ヶ月ほどで枯れてしまいますが、プリザーブドフラワーの場合は2〜3年ほどお花を楽しむことが可能です。
・見た目がリアル
生花と比べて長持ちして、尚且つ見た目がリアルなのものプリザーブドフラワーの魅力です。
長持ちする花の加工方法で、ドライフラワーという手段もありますが、どうしても乾燥して脱色してしまうので、花本来の色合いやみずみずしさを感じることができません。
一方、プリザーブドフラワーは花を特殊な液剤で乾燥させるので、花本来の色合いやみずみずしさを保ったまま長期保存することが可能です。
・アレンジが多彩
プリザーブドフラワーはオーソドックスな花束はもちろん、ブーケやリースなどアレンジも自由自在。茎はワイヤーを利用するので、生花を使って行えないようなアレンジも可能です。
さらに、瓶に詰めたり、フレームに飾ったりすることも可能なので、インテリアとしても重宝します。
・メンテナンス不要
生花は当然水やりや交換をする必要があり手間が掛かりますが、プリザーブドフラワーはそのようなメンテナンスも不要。それでいて長期間保存もできるのです。
・衛生的
生花の場合は虫や雑菌、カビが繁殖する可能性があり、放置しておいた場合、腐食なども進みますので、衛生面で何かと心配です。また、花粉も飛びますので、花粉症の人には配慮しなければいけません。
プリザーブドフラワーは虫や雑菌が繁殖したり、花粉が飛んだりということはないので、衛生面で気をつけなければいけない入院患者への御見舞や、花粉症持ちの人への贈り物としても使えます。
・香りをアレンジできる
生花は花の良い香りが魅力的ですが、プリザーブドフラワーでも香りを付けることが可能です。
生花の香りとは少し異なりますが、アロマイオルや香料を付けることで、見た目でも香りでも楽しめる作品に仕上がります。
●買う派?自作派?プリザーブドフラワーの贈り方
以上のように多くのメリットがあるプリザーブドフラワー。贈る際には「お店で買う」と「自作する」の2通りがあります。
こちらもそれぞれ特徴を見ていきましょう。
・お店で買う
プリザーブドフラワーはお花屋さんやギフトショップなどで手に入れることができます。
プロがアレンジしたものなので、デザイン性も抜群。花のアレンジはもちろん、花器やリボンなどにもこだわって作られているため、インテリアとしても十分使えますので、贈り物としても間違いがありません。
ただし、生花と比較すると高額になる傾向があります。
・自作する
個人でも花材や花器を揃えてアレンジすることで、ギフト用のプリザーブドフラワーを作ることが可能です。
手作りなので、自分の気に入ったデザインで、想いを込めたギフトを贈ることができます。
ただし、自作するにはフラワーアレンジメントの専門知識が必要。作り方から、器具の使い方、色彩学まで頭に入れておく必要があります。
プリザーブドフラワーで作品を作るためには、フラワーアレンジメントスクールに通う必要もあるでしょう。
・お店で買う・自作どっちがいいの?
以上のように、お店で買うのも、自作するのも一長一短です。
もちろん、プリザーブドフラワー作りを趣味で行っている方、スクールに通っていた方もしくは通っている方であれば自作しても良いかと思います。
全く経験がない方は一から作り方を覚えるよりも買ったほうが無難で、手っ取り早いでしょう。ただ、いい機会なので、花を贈るまでに時間があるようでしたらプリザーブドフラワーを勉強するのも良いかもしれませんね。
●花の美しさを長い間楽しめるプリザーブドフラワーに想いをこめて
花の美しさが長期間楽しめるプリザーブドフラワーは、先方が作品を見る度にあなたを思い出してくれることでしょう。
手作りの作品はもちろん、お店で選んだものでも、「長く花を楽しんでほしい」「インテリアとして飾ってほしい」という想いは届くはずです。
みずみずしくて鮮やかな生花も魅力的ですが、プリザーブドフラワーで大切な人の日常を彩るのも素敵ですよね。ぜひ、今度花を贈る機会がありましたら、プリザーブドフラワーも考えてみてください。