結婚式やお誕生日などには生花の代わりにプリザーブドフラワーを贈る方が多くなっています。実はプリザーブドフラワーはお祝い事にはぴったり。今回はその理由をみてみましょう。
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そもそもプリザーブドフラワーとは?
「プリザーブド」とは「保存された」という意味。その名の通り花を長期間保存できる加工方法です。
花の水分を抜き取って着色液に浸すことで、花の美しさを5〜10年もの間保つことができます。
1991年に開発された新しい技術ですが、今ではこのプリザーブドフラワーを使ったフラワーアレンジメントがかなり普及しています。
プリザーブドフラワーがお祝いにおすすめの理由
それではプリザーブドフラワーがお祝いの贈り物におすすめの理由について見てみましょう。
・長期保存が可能
先程もご説明したように、プリザーブドフラワーの最大のメリットは長期保存が可能なところにあります。
通常の生花だと1〜2週間、鉢植えでも1ヶ月ほどしか保ちませんが、プリザーブドフラワーであれば5年以上保ちます。
・生花と遜色がない
これだけ長期間保存できる上に、生花と遜色がない美しさを楽しめます。近年では造花もリアルになってきましたが、やはり本物の花を使っている分、花びらの形状や重なりなど細かい部分ではプリザーブドフラワーに軍配が上がります。
・メンテナンスが不要
生花の場合は水やりや交換、落ちた花びら、葉の掃除など手がかかるものですがプリザーブドフラワーであれば水やりも交換も不要。何もしなくても美しい花を楽しめます。
・自然界にはない色を着けることができる
プリザーブドフラワーは花を乾燥させた後に着色液に付けるわけですので、自然界に存在しないカラーにアレンジすることも可能です。例えば結婚式では「サムシングブルー」と言って、花嫁が青いものを身につけると幸せになると言われていますが、プリザーブドフラワーであれば結婚式にぴったりの青い花を作ることができます。
個性的なものだと、同じ花びらの中でも異なる色をつけているものもあり、虹色のバラも商品として売られています。
・生花で不可能なアレンジも可能
生花の茎は無理な力を入れると折れてしまうのでアレンジにも限界があります。一方プリザーブドフラワーは茎の代わりに針金やワイヤーを使用するので生花では実現できなかったようなアレンジも可能です。ブーケやリースも自由自在。個性的な作品が作り上げられます。
また、箱詰めしたり、瓶に入れたりということもできるので、インテリアとしても楽しめます。
・衛生的で病気やアレルギーでも安心
プリザーブドフラワーは花粉が飛ばず、雑菌も繁殖しないので衛生的です。花粉症の人にこれまで生花をプレゼントするのをためらっていた人にも、プリザーブドフラワーを贈れば花の美しさを辛い症状が出ることなく楽しんでもらえます。
プリザーブドフラワーのアレンジ集
以上、プリザーブドフラワーが贈り物におすすめの理由をご説明しました。長持ちしてメンテナンスフリー、デザインの幅も広がるなど、数多くのメリットがあることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
ここからは、特に「デザイン」という部分にフォーカスして、どんなアレンジが可能なのか実例を交えてご紹介します。
・花束
一番オーソドックスかつシンプルなアレンジですが、やはり花束はプレゼントの定番。告白のときの赤いバラの花束もプリザーブドフラワーであれば長持ちします。花瓶に指す必要がないので。花束をそのままの形で保存することも可能です。
・ブーケ
結婚式で使うブーケもプリザーブドフラワーで生花と見劣りせず作ることができます。先程もご説明したように、「サムシングブルー」に合わせて、青い花を集めたブーケが人気。結婚式が終わった後もブーケをそのまま残すことができるので、結婚式の思い出の品にもなります。
・リース
生花ではなかなかできなかったアレンジもプリザーブドフラワーであればかんたんにできます。色も配置も自由自在。個性をあますことなく取り入れましょう。
・フラワーボックス
生花では難しいフラワーボックスもプリザーブドフラワーでは定番の1つ。花が詰まったボックスはインテリアにもなります。両面開きになっていて、片面はフォトフレーム、片面はフラワーボックスという作品も定番です。
・瓶詰め
こちらもプリザーブドフラワーならではのアレンジです。おしゃれな瓶やケースに入れればインテリアとしても楽しめる上に、プリザーブドフラワーをホコリや汚れから守ってくれます。
もちろん生花も香りやみずみずしさを感じられるという点では贈り物に最適ですが、すぐに枯れてしまうのが寂しいところ。プリザーブドフラワーであれば思い出が長い間残ります。
既製品でもさまざまなギフトアイテムがありますので、ぜひ今度のお祝いはプリザーブドフラワーにしてみてはいかがでしょうか?